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差し迫った英語面談・対談の対処方法5選を紹介

Xを開くと、AIエンジニアの安野さんの投稿がオススメに表示をされていました。

学がある人ですので、「本当はたった1日で英語が上手くなることはない」ことは理解をされているのでしょう。

この投稿の背景には、安野さんが台湾の元IT大臣であるオードリー・タン氏との対談を翌日に控えていたことにあるのでしょう。

今日の記事では、安野さんのように、差し迫った英語面談や対談がある方に向けて、短期的にできる対処方法を紹介したいと思います。

英語面談・対談の対処方法

そもそも、英語面談や対談で必要な英語力とは、どのような英語力でしょうか。

一言で述べると「相手が言うことを理解できて、自分の意見を展開できる」というものかと思います。スキルとしては、リスニングとスピーキングが中心になります。

苦手な英語での面談を前にすると、「うまく伝えられるかな…」と、自分が言いたいことばかりにフォーカスをしてしまうのが人間です。

しかし、相手が言うことを理解できないと対話はできません。英語が苦手だからこそ、まず相手の話を理解することがより重要になります。

たった一日で、本質的な英語力が上がることはありません。しかし、今から紹介する5つを意識することで、面談や対談のクオリティを大きな改善したり、自分の英語のポテンシャルを最大限発揮することは可能です。

詳しく確認をしていきましょう:

1. 話の流れに意識をもつ

1つ目は、話の全体像に意識をフォーカスさせるというものです。

日本語で話をしている自分を客観的に考えてみてください。相手の話を、単語レベルで聞き分けようとはしていないと思います。

「今はXXXトピックについての話をしているから、おそらくXXXと言おうとしてるんだろうな」という聞き方をしているはずです。

つまり、話の細部に集中するのではなく、流れの中で相手のポイントを抑えようとしているのです。

それが英語になると、個々の単語レベルにに集中をしてしまう人が多いです。単語を聞き分けようとしてしまう。そうすると全体の話の流れがつかめなくなる傾向があります。

そうではなくて、話の要点に意識をやるのです。そうすることで、途中途中で聞こえなくても、また話の流れに戻ることが可能です。

全体を意識しているので、細部が聞こえなくても、頭が真っ白になることもなくなります。

2. 理解の確認をとる

2つ目は、理解を確認しながら話を進めていくというものです。

理解の確認は、1)相手が話してる内容を自分がきちんと理解できているか、2)自分が伝えようとした内容を相手が意味のまま理解できているか、双方向で必要になります。

感覚的に理解するために、いくつかフレーズを確認してみましょう:

自分の理解を確認する表現

  • “Just to confirm, are you saying…?”
  • “So, in other words…”
  • “So, you’re saying that…?”
  • “Let me make sure I got that right.”

相手の理解を確認する表現

  • “Does it make sense for you?”
  • “Are you with me so far?”
  • “Is everything clear up to this point?”

毎回同じフレーズですとくどく聞こえます。シンプルなもので構いませんので、いくつかストックしておくと良いでしょう。

こういったフレーズを上手に活用することで、主旨に沿った対話が円滑に進みます。

3. 分かったふりはしない

3つ目は、分かったふりをしないというものです。先ほどの「理解の確認を取る」の続きに近いです。

英語は日本語と比較して、曖昧さを嫌う言語です。意味が取れないと、会話の途中でもどんどん聞き返します。

英語での対話の場数を踏んでいない場合、聞き返される回数が多いと緊張される方もいるかもしれません。日本語は、なるべく聞き返さない風習があるためです。

これは言語的な特性なので「そういうものなんだ」と理解をする必要があります。同時に、自分がわからない際は、分かったふりをしないことが重要になります。英語圏では、わかったふりは失礼な行為だと認識されています。

そういった場合は、以下のようなフレーズを使い、きちんと理解をするようにしましょう。

  • “I didn’t quite catch that. Could you say it again?”
  • “Excuse me, would you mind rephrasing that?”
  • “I’m not sure I understood. Could you clarify?”
  • “Sorry, I didn’t follow. Could you explain that again?

全く要点が分からない場合に使用します。ただ使用しすぎると、相手に不快感を与えるため注意をしましょう。ある程度のリスニング力は、対話では最重要です。

だいたいの意味が掴めたと思うけど、自信がない…そういった場合は、先述の「理解の確認をとる」でご紹介した表現を活用すると良いでしょう。

4. なるべく短い文で話す

4つ目は、なるべく短い文で話すというものです。

苦手な言語でスピーキングをしようとすると、一文が長くなってしまう傾向があります。相手に理解してもらうために、助長的になるのです。

文章が長くなると何が良くないのかというと、

  1. 文法のエラーが多くなる
  2. リズムが崩れる
  3. アイデアを複数含んでしまう

こういったことが起こると、意味が伝わりづらくなります。例えば、安野さんになった気分で以下の英文を話したとしましょう。

  • I am developing policies aimed at transforming Japan into an IT-advanced nation by initiating a paradigm shift in politics and economics through information technology, similar to what has been achieved in Taiwan.

瞬時にこのレベルの英文を話せるのは、英語のネイティブスピーカーまたは上級者です。英語に苦手意識を持ってる人が、頭の中で直訳をして長文を話そうとすると、ほぼ間違いなく文法エラーをおかしながら何度も詰まることになります。

そういった場合に、文章を短くすることで解決をすることができます。先ほどのですと、以下のようになります。

  • I’m drafting new policies.
  • The goal is to make Japan IT-advanced.
  • We want a paradigm shift in politics and economics.
  • This shift will be driven by IT.
  • Taiwan’s success is our model.
  • We aim to replicate their IT-led transformation.

これぐらいだったら、なんだか言えそうな気がしませんか?全て4-8語ぐらいの文章になっています。接続詞や関係詞を使用しようとすると、どうしても長くなってしまうので注意をしてください。

本当に英語が苦手で口から出ないような場合は、「~ is ~」から話す練習をすると良いです。

方法5. ゆっくり、はっきり、大きな声で話す

自分が発する英語が、思うように伝わらなくて悩まれている方もいるかもしれません。日本人の英語が伝わらない、頻繁に聞き返される場合、

  • 緊張して早口で話す
  • もごもご話す
  • 小さな声で話す

などが原因になっていることが多いです。その逆を意識して話してみてください。つまり、

  1. ゆっくり話す
  2. はっきり話す
  3. 大きな声で話す

これだけで十分に伝わったりします。ポイントは、自分が恥ずかしいと思うぐらいがちょうどいいということです。それぐらい、日本語と英語の声調は異なるのです。

できれば、意味の区切りを意識してみてください。意味の区切りで、上手に息継ぎをしながら話すとより伝わりやすくなります。

最後に

以上が、差し迫った英語面談・対談の対処方法5選の紹介でした。

大前提として、英語の面談や対談では高い英語力が求められます。それは、1日や2日でどうにかなるものではありません。

当たり前ですが、英語を日本語と同じレベルで表現するためには、相当の時間と努力が必要です。

とはいえ、社会人にはどうしても避けられない差し迫った状況があります。そんな時は、今日紹介した5選に注意をしてチャレンジしてみてください。

対話中には何度も困難に直面するかと思います。そういった状況は、できれば記憶をしておくようにしましょう。

話を終えた後に、リフレクションすることで次回同じような状況にならないことが重要です。

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